「マコモ湯」ってご存知ですか?
最近、SNSやネットで話題沸騰中の入浴法です。
「1年以上お風呂のお湯を替えない」
という驚きのエピソードとともに広まったこの健康法は、「デトックス効果」や「美容への影響」が期待されています。
しかし、炎上騒動や科学的根拠の乏しさなど、気になるポイントも多いのが現実。
この記事では、マコモ湯の基本情報から話題の構文、科学的な裏付け、そして炎上の真相まで徹底解説します。
マコモ湯の本当の効果や安全な利用方法を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
マコモ湯とは何か?効果と概要
マコモとは?
マコモ(Zizania latifolia、真菰)は、イネ科マコモ属の多年草。別名ハナガツミ
引用元 : マコモ – Wikipedia
マコモ自体は日本全国で見られ、河川や湖、沼などで自生しているそう。
この植物は古くから日本やアジアの各地で薬草として利用され、健康や美容効果が期待されています。
ちなみに、マコモの若い茎が肥大化した、秋の味覚「マコモダケ」というものがあり、タケノコみたいでおいしいそうです。
マコモ湯の定義と概要
マコモ湯とは、イネ科植物の「マコモ」を加工して作った粉末や抽出エキスをお湯に溶かして入浴する方法です。
最近では、SNSで話題になり、多くのユーザーがその体験談を共有しています。
・災害時にお風呂のお湯を変えなくて入れるのはとても魅力的
・湯船のお湯は変えないので節水になってます。臭いもしません。毎回ゴミは網で取ってます
・マコモ菌は追い焚きで、湯垢を取れば臭いもなくかき回して混ぜるだけで2ヶ月経ちましたが肌効果は良好
Amazonの浴用マコモの口コミ・レビューを見ると高評価が多い一方で、
マコモ湯は「神が宿る草」とも呼ばれ、古来よりスピリチュアルな用途でも使用されてきました。
しかし、使用方法には注意が必要で、長期間お湯を替えないスタイルが議論を呼んでいます。
使用される素材と作り方
加工されたマコモ粉末は、入浴剤として販売され、家庭でも手軽に利用可能です。
マコモを発酵させた「マコモ菌」が健康に良いとされ、多くの利用者がその効能を実感しています。
ただし、科学的に証明されていない部分もあり、使用には十分な理解が求められます。
マコモ湯を楽しむ際は、清潔なお湯を保つことが推奨されています。
歴史と起源
マコモは古代日本では神道の儀式に用いられ、中国では薬膳や漢方に利用されてきました。
その歴史は約70年を超え、伝統的な知恵として現代まで受け継がれています。
現代においては、美容や健康、リラクゼーションの一環としてブームになっています。
「マコモ湯」に関しては、以前から効果や体験談というのが多くみられ、もちろん、それに関しての”賛否”というのも以前からあったようです。
効果は?
マコモ湯には以下のような効果が期待されています。
1. デトックス作用:体内の老廃物を排出する助けになる。
2. 美肌効果:肌トラブルを改善し、保湿効果を高める。
3. リラクゼーション:疲労回復やストレス解消につながる。
4. 血行促進:体を芯から温め、新陳代謝を活性化。
ただし、これらの効果には個人差があり、体調に合わせた利用が重要です。
マコモ湯の「全文」と炎上の真相
マコモ湯はSNSを中心に多くの注目を集めましたが、一部では炎上騒動が発生しました。
特に、科学的根拠の乏しさや長期間お湯を替えない衛生面の懸念が議論の的になりました。
Instagramの投稿が炎上
炎上のきっかけは、2024年12月18日に投稿されたInstagramでのとある方の投稿から始まりました。
投稿者が「1年以上お風呂の湯を替えていない」と述べたことで、多くの人々が驚きと批判を寄せました。
最初目にしたとき、”風呂キャンセル界隈”の何かかと思っていました。
さきほども書きましたが、「マコモ湯」に関しては、以前から効果や体験談というのが多くみられ、もちろん、それに関しての”賛否”というのも以前からあったため、このInstagramの投稿から、SNSで話題になって炎上したということが分かります。
炎上となった投稿者の投稿(動画付き)は今でもInsragramに投稿しています。
マコモ菌が怪しい?
マコモ湯が体に良いとされるもの「マコモ菌(学名 : bacillus subtilis ON-1)」はマコモの創始者で、小野寺廣志氏が研究して発見したものです。(ON-1は”小野寺”が由来だそう)
マコモ菌は枯草菌の一種で、枯草菌にはほかにも、納豆菌もあります。
実際、マコモ菌が本当に効果があるのかという論文は見つかりませんでした。
「マコモ菌が体に良い」という主張に対し、科学的な裏付けがないことも批判の要因となっています。
さらに、SNS上で広まった「マコモ湯でデトックス効果が得られる」との主張が、一部の医療専門家から「誤解を生む」として警鐘を鳴らされました。
ただ言えるのは、公式で”マコモ風呂”は推していても、”マコモ風呂のお湯は替えないで”というアナウンスはありません。
引用元 : 株式会社マコモ
科学的根拠とは?
マコモ湯における「マコモ菌」の効果については、科学的な根拠が乏しいとされています。
「マコモ菌がデトックス効果をもたらす」という主張に対して、医療専門家は、「デトックス」という用語自体が科学的に曖昧であると指摘しています。
さらに、「1年以上お湯を替えない」という行為は、菌の繁殖を促進し、感染症のリスクを高める可能性があるとされています。
特に、免疫力が低下している場合や皮膚に傷がある場合には、感染症や健康被害を引き起こす可能性が懸念されています。
専門家からは「清潔なお湯を使用し、マコモ湯を安全に楽しむ方法を選択すべき」という意見が寄せられています。
菌が菌を殺す?
納豆とキムチ、チーズと味噌など、発酵食品同士を同時に摂取すると相乗効果が得られて良いとされていますが、菌が菌を殺菌するという情報(マコモ菌がお風呂のばい菌を殺菌する、など)は一切ありません。
ヒトの体にある善玉菌や悪玉菌、日和見菌はそれぞれ体内に存在しますが、それぞれで増減はあっても、どれかがどれかを殺菌するということはありません。(悪玉菌からの侵入を防ぐのは免疫細胞です)
マコモ構文
「マコモ構文」と呼ばれるSNSでの投稿形式が人気を集めています。
例えば、「うちのお風呂、1年半お湯替えてません」というフレーズが、元ネタとして広まりました。
この構文は「◯年〇〇していません」という形式でさまざまに「マコモ構文」としてパロディ化され、話題に。
炎上による良い効果も?
この炎上騒動をきっかけに、マコモ湯に対する批判だけでなく、興味を持つ人も増加しました。
SNSでの話題性が逆に利用され、一部の企業がマコモ湯の入浴剤を販売するなど、商業的な展開も見られています。
炎上を受けて「正しい使い方」を啓発する投稿が増え、情報の整理が進んでいます。
ただし、未だに誤解を招く情報が多いため、利用者自身が十分な情報収集を行うことが重要です。
この騒動を契機に、入浴や健康法についての議論が活発化しているのは興味深い現象です。
まとめ
マコモ湯の効果 | デトックス、美容、リラクゼーションなど |
問題点 | 科学的根拠の欠如、長期間お湯を替えないリスク |
炎上の背景 | SNS投稿での衛生面に対する懸念 |
安全な利用方法 | 清潔なお湯での利用を推奨、お湯は替える 替えない場合は自己責任で |
マコモ湯は一見魅力的な健康法に見えますが、正しい知識と情報に基づいた利用が重要です。
衛生面や健康面に注意しつつ、安全にマコモ湯を楽しむ方法を選んでくださいね。
マコモ湯自体は効果が期待できるそうですが、お風呂のお湯を変えないのは自己責任でお願いします。
ここまでご覧いただきありがとうございました。