2025年1月期ドラマの日曜劇場「御上先生」第2話が1月26日21時より放送されました。(第2話は15分拡大放送)
高校を舞台に、権力争いや国の思惑、 大人社会の要素を入れ込んだオリジナルストーリー。
TBSが送る新たな学園ドラマ!
御上先生の放送前から「”学園もの”のドラマは視聴率が悪い」「内容が難しい(重たい)」なんて悪いイメージが出ていましたが、第一話の視聴率は12.2%と、なかなかの視聴率を得ました。
こちらの記事では、御上先生の第二話の内容についてのネタバレ、考察などについてをまとめてみました。
ぜひ最後までご覧ください!
御上先生2話あらすじ
御上先生の原作はなく、完全オリジナルストーリーとなっております。
「御上先生」の脚本は映画「新聞記者」の詩森ろばさん
— プルーン (@goemon345) January 19, 2025
「新聞記者」は政治権力の闇に迫る衝撃作品でしたので、今回も期待しています!
御上先生が生徒達に「上級国民予備軍」と言ってる( ºΔº )#御上先生 pic.twitter.com/cvxiz6uymX
出典元 : Twitter(X)
あらすじ
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※動画は「始動」のほかにも、「希望」「権力」というものもあります。
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学校に集まる報道陣や、御上先生が「なぜ殺した」と問い詰める意味深なシーンが放送前から発表されていました。
今後、話ごとのメインとなる人物
実は、御上先生のポスターのキャストの欄に、生徒役が29名中12名しか名前が挙がっていません。
SNSでも考察が挙がっており、彼ら12名が各話のメインになることは間違いないでしょう。
・奥平大兼 ― 神崎 拓斗(かんざき たくと)
※生徒役での主要人物。自分が出した隣徳新聞により、元教師の冴島の不倫が公に
・蒔田彩珠 ― 富永 蒼(とみなが あおい)
※神崎と幼馴染、次元とも仲が良い
・窪塚愛流 ― 次元 賢太(つぎもと けんた)
※神崎に話しかけに行くが、無視されることが多い。富永とも仲が良い
・吉柳咲良 ― 椎葉 春乃(しいば はるの)
※”わけあって”ふさぎ込みがちに
・豊田裕大 ― 宮澤 涼(みやざわ りょう)
※正義感があり、自分の思ったことをハッキリと言うタイプ
・上坂樹里 ― 東雲 温(しののめ たずね)
※両親が離婚し、現在は母親と暮らしている。習い事が多い
・高石あかり ― 千木良 遥(ちぎら はるか)
※多数派に同調しがちな一面も
・八村倫太郎 ― 徳守 陣(とくもり じん)
※慶応義塾大学への進学希望。クラスのマスコット的存在
・山下幸輝 ― 冬木 竜一郎(ふゆき りゅういちろう)
※クラスメモ「金融関係の職に就きたいと思っている」
・夏生大湖 ― 和久井 翔(わくい かける)
※賢すぎる。クールで群れない性格。金髪
・影山優佳 ― 倉吉 由芽(くらよし ゆめ)
※バイリンガル帰国子女。クラスでは少し孤立気味
・永瀬莉子 ― 櫻井 未知留(さくらい みちる)
※法学部志望(弁護士になりたいそう)で親からのプレッシャーを感じている。かなり気が強い
◎各生徒(キャスト)のメモを参照しています。
※第2話終了時の内容を追記しています。
御上先生2話ネタバレ
不倫の記事
2話出だしは1年前の冴島(常盤貴子さん)と筒井の2人の先生の不倫が、神崎(奥平大兼さん)による隣徳新聞で明かされたところから。
そこに現れた冴島は表情を変え、辺りを見回すと、書いた本人(神崎)の姿を見つける。
ドヤ顔をする神崎と、怒らずに悲しそうな顔をしてその場を去る冴島。神崎は怒られると思ったのか、拍子抜けしたようでした。
それぞれの不満
御上が犯罪まがいのことをして、隣徳学院の――ましてや、3年のクラスを担当するなんて、人の人生なんだと思っているんだ、とクラスで愚痴が飛び交う。
そのことを知ったうえで、上の人たちは隣徳学院へ送ったんだと、理解する。
生徒の保護者のなかには、以前の不倫のことや今回の御上の件を記事にした神崎に対して、不満を持ち、時には学校へクレームを出す保護者も。
ただ、理事長はこれから先、大きくなるだろう神崎のことをとても評価しているそうです。
門前払い
神崎は冴島のいるコンビニを訪れ、一度話がしたいというが、聞く耳を持ってくれない。
その場を離れた神崎に、近くで見ていた次元(窪塚愛流さん)が現れるが、嫌そうにする。
アクティブリコール
御上の授業の途中で、「今日、何を学んだか」を紙に書いてくれ、と。
これは「アクティブリコール」というもので、クラスで一番頭の良い和久井(夏生大湖さん)がアメリカであった実験を例にあげ、御上の代わりに説明しました。
勉強の復習をする場合、「1回」「2回」「繰り返し」でそれぞれ学習した人は、1回と2回では差があったが、何度繰り返しやっても大差がなかった。
また、歴史の勉強でマインドマップを作成するより、思い出し学習をしたほうが一番効果があったと。
反発のあった冬木(山下幸輝さん)以外はちゃんと行ったようです。
金〇先生
是枝(吉岡里帆さん)は神崎が”大切な時期なのに追い詰められている”と、御上に相談する。
(御上に「大切じゃない時期」なんてありませんよね、と一蹴)
御上はとある学園ドラマ(金〇先生)の新シリーズが始まるたびに、日本中の学校が荒れて学級崩壊を起こす、と。
“あの先生(金〇先生)以外は先生じゃない”と、保護者からクレームが殺到したそう。
教育に必要なのは”バージョンアップ(高性能化)”ではなく”リビルド(再構築)”であると御上は持論を述べる。
気になる
神崎は家に帰り、自室へ籠る。
(神崎が二階に上がる際の階段の途中には、白黒の写真が飾られており、何枚かがスポットされました)
パソコンを開き、勉強をするが、御上の「なんで辞めたのは女性教師で男性教師じゃなかったんだろうね」という言葉が頭に残り、勉強に力が入らない。
※ちなみに、ここで登場していた隣徳ゼミナールの英語教師「筒井康介」は冴島の不倫相手でした。
御上の性格
2年前、御上が文科省の官僚だったころ、出産を控えている女性を気遣い、御上が仕事を変わったそう。
御上の後輩――津吹(櫻井海音さん)は御上には戻ってきてほしいと思っているようでした。
霞が関文学
御上は溝端から、神崎の記事について問われた際、「記憶が確かなら」「不徳の致すところ」「覚えておりませんので、これ以上のことは申し上げようがありません」というような言葉を使います。
これらを霞が関文学というそうです。
霞が関文学の“霞が関”というものは官庁の所在地であることが由来で、言い回しによっては適切も、曖昧にするような表現が多いです。
※例 : ~等(”~など”という意味の言葉)
再度訪問
神崎は冴島のもとを再度訪れると、何とか了承を得た。
「話って、あの子のこと?」と冴島が切り出したが、神崎はそうではなかった。
※”あの子”とは、のちに出てきます。
自分の記事で冴島の人生を変えたことに責任を感じていたようだったが、もし、これから何があってもあなたのせいではないから、と告げ、冴島は去っていった。(その後を是枝はついてきていました)
このあと、雨の中、週刊誌の見出しを見る一人の男性(高橋恭平さん)が現れ、御上は手紙をポストへ投函しました。
真山弓弦が冴島の子供
次の日、隣徳学院に取材陣が殺到。
以前の刺殺事件での犯人の真山弓弦が、不倫で退職した冴島の子供であることが発覚した。
その説明を門の前で聞いていた神崎は、この事件が自分のせいで起きたのだと思ったのか、立ち止まってしまうが、御上が後ろから手で支えられながら隣徳学院へ入っていく。
この件に関して御上は「永田町文学」(誠に遺憾の極みです)で説明をするとのこと。
ハゲワシと少女
冴島は旧姓で、真山とは姓が違います。
御上が入ってから真山の件や御上の件など、多くのことが起きて集中できないと、3年2組の生徒同士で話し合うことに。
話し合うがなかなかまとまらず、御上は「ハゲワシと少女」という一枚の写真を例に挙げた。
写真は賞を取ったが、激しい批判を浴びたというもので、少女は保護されたが、カメラマン(ケビン・カーター)は精神が病んで死んだと。
ただ、神崎は何があっても死なないと。
スカベンジャー
ハゲワシは腐った肉を主食としていると、御上はいう。
腐った肉は放っておくと感染症が蔓延してしまうため、それを阻止するために存在する”スカベンジャー”ともいう。
だが、それは「殺戮の証拠を消してしまう」という、意味深な言葉を溝端に残した。
相談
東雲(上坂樹里さん)は富永に聞いてほしいことが…と相談をする。
※内容については今後の話で出てくるかと思います。
是枝と一色(臼田あさ美さん)はお互い無力だなと愚痴る。
古代のテレビ出演
理事長の古代(北村一輝さん)がテレビ出演をする。
自分たちの生徒は決して悪くないと、強く訴えました。
とくに、隣徳新聞を書いた神崎に対して言っていたようでした。
闇の仲人
塚田(及川光博さん)はとある代議士の政策担当秘書をし、今はコンサル会社の代表などをしている中岡(林泰文さん)――またの名を”闇の仲人”を槙野(岡田将生さん)に紹介する。
中岡から隣徳の件について訊かれたが、槙野がいる場ではまずいようで、何かありそうでしたね。
御上と真山
御上は拘置所へ行き、真山弓弦(堀田真由さん)に会った。
(1話で犯人役の長い髪が出ていたのに、ほとんどの人に気づかれず、名前も男性っぽかったので自分は前回の記事で”犯人は女性?”のようなことは触れませんでした)
真山弓弦が会ってくれた理由は御上が「官僚」だから。
真山は「受験会場で一番いけ好かないヤツを殺そう」というが、殺された渋谷は両親が離婚し、女手一つで育てられ、本命は司法試験で、国家公務員試験は滑り止めだろう、と。
なぜ国家公務員試験で実行した理由は「テロだから」もしくは「革命」と、特別な理由はなかったようだ。
真山弓弦は両親の離婚が原因とは、まだ言っていません。
神崎の取材
神崎は古代に会い、冴島のことを聞くが、同じようなことを言って埒が明かないため、古代から「取材してみては?」と問われ、神崎はその場を離れた。
御上先生2話考察
御上の友人は亡くなった?
学生時代、御上の友人か誰かが何かあったような描写がありました。
一緒に放送室でご飯を食べていた人でしょうか?
リークしたのは誰?
刺殺事件の犯人、真山弓弦が不倫問題で退職した冴島の子供だと、メディアにリークされました。
御上がリークしたような描写もありましたが、御上はしていないようです。
学院内の誰かに裏切り者がいたのでしょうか?
謎の青年役?
突如、画面に登場したことでSNSで話題になった、なにわ男子の高橋恭平さんが”謎の青年”役として登場しました。
拾った週刊誌の真山弓弦が起こした殺傷事件の見出しを見つめた彼が誰なのか、気になるところ。
先ほどのハッカー同様、冴島の息子や御上の弟など、候補は多くあります。
そして、ハッカーと同一人物の可能性も。
ハッカー?
1話にも登場した、ハッカーが2話でも少し登場してきました。
彼(彼女?)の正体は御上の学生時代、仲の良かった人(新原泰佑さんの役の人)や、冴島の息子、御上の弟など、多数の候補があります。
※仲の良かった人とは、「Personal is Political(個人的なことは政治的なこと)」を最初に教えてくれた人のことをいいます
まとめ
・真山弓弦は女性で、冴島の子供だった。
・神崎の記事により、真山の事件が起きたように見えるが…
1話同様に神崎と御上中心の回に。
「犯人は男性」という思い込みや、男女におけるジェンダー問題が多く取り上げられており、内容を見返せばより深く理解できるドラマだと思いました。
第3話は2月2日放送になります!
ここまでご覧いただきありがとうございました。