2025年春ドラマ。阿部寛さん主演の日曜劇場「キャスター」第一話が4月13日21時より放送されました。
このぬるい番組をぶっ壊します
という、主演の阿部寛さんの言葉が特徴のドラマ。
テレビではコンプラなどで何かと角が立ってしまう世の中を、阿部寛さん演じる進藤がどんな物語を広げていくのか、注目の作品となっています。
この記事では、ドラマ「キャスター」の第一話のまとめ、ネタバレ、考察についてを書きました。
ぜひご覧ください!
ドラマ「キャスター」とは?
ドラマ「キャスター」は原作なしのオリジナル作品となっています。
出典元 : YouTube

主要キャスト
・進藤 壮一(しんどう そういち) : 阿部 寛さん
>ニュースゲートのメインキャスター
・崎久保 華(さきくぼ はな) : 永野 芽郁さん
>ニュースゲートの総合演出
・本橋 悠介(もとはし ゆうすけ) : 道枝駿佑さん
>アメリカ留学経験のあるアシスタントディレクター
あらすじ
民放テレビ局JBNの夜の報道番組『ニュースゲート』の新キャスターに、進藤壮一(阿部寛)が就任した。『ニュースゲート』は40年の歴史を誇る看板番組だが、近年は視聴率が低迷。そのテコ入れで、JBNの国定義雄会長(高橋英樹)が公共放送から彼を引き抜いた。
就任初日、「この番組を正すために来た」とスタッフに言い放つ進藤。慣例を破るスタイルを次々と宣言し、番組の総合演出に抜擢されたばかりの崎久保華(永野芽郁)は進藤とベテランスタッフの間で板挟み状態だ。
リニューアル初回の目玉は内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)の生出演。ところが、秘書から急きょキャンセルの連絡が入る。慌てるスタッフたちをよそに進藤は新人ADの本橋悠介(道枝駿佑)とある場所に向かい、羽生本人にキャンセルの理由と贈収賄疑惑との関連を問い詰める。贈収賄疑惑は進藤が密かに追っていたスクープネタだ。さらに、その場で予想外の出来事が発生し『ニュースゲート』はメインキャスター不在のまま生放送に突入する・・・!
引用元 : あらすじ|TBSテレビ 日曜劇場『キャスター』
キャスター1話ネタバレ
進藤の過去
1982年、進藤壮一(阿部寛さん)の父は自らガス爆発を起こした。
部屋で寝ていた進藤は救急隊員に助けられたが、父は亡くなったようだ。
父は新聞記者で、自殺するほどなので何かしらあったようです。
今後、その理由が明かされるでしょう。
進藤がメインキャスターに
JBN会長の国定(高橋英樹さん)から命じられて進藤はメインキャスターに抜擢される。
「この番組を壊すために来ました」と進藤の注意事項(条件)のメールをスタッフ全員に送った。
・スクープのないニュース番組はニュース番組ではない
・私(進藤)にカンペ(台本)は必要ない
・本番中、イヤモニは外す(生放送中、上の指示を聞かない)
・予算の話をしないでほしい
・局の問題は局で解決してほしい
・予定調和なやり取りはしない
・忖度しない
・スクープのためなら何でもする
内容はスタッフが不満をタラタラこぼすほど、勝手気ままな態度に呆れていた。
しかし、公共放送でキャスター干されて国定会長に拾われた人がどこまでできるか――と進藤の注意事項通りに一度、やれるだけやってみるとスタッフたちは渋々従うことに。
若い人は全く見ていない
総合演出の崎久保(永野芽郁さん)とメインキャスターの進藤が初顔合わせする。
歴史も古い「ニュースゲート」は”若い人はほとんど見ないオワコン”だと崎久保がつぶやくと、その内容を進藤のニュースゲート初登場時にそこでの会話部分を生放送で進藤は流した。
あなた人を殺しましたね
ニュースゲートの初回ゲストは羽生官房長官(北大路欣也さん)
対談でいきなり、単刀直入に「あなた人を殺しましたね」とテレビであってはならないことを言ってしまう。
本来(台本)は民自党に関する対談だったが、台本にないことを言い、スタッフたちが大慌て。
慌てて崎久保が止めに入るが、実はこれはリハーサル。官房長官役は本橋(道枝駿佑さん)
定例打ち合わせ
定例打合せが始まると、「官房長官が取材キャンセル」の連絡が。
スタッフが慌てる中、進藤は直接官房長官に連絡が取れ、直接会うことに。
進藤は何者なのかとスタッフたちは疑う…
実は、官房長官はリハーサルで官房長官役をやっていた本橋だった。
記事のもみ消し
国際バレーの会長をやっていた羽生に会うために進藤と本橋は体育館へ向かった。
そこには、スポーツコンサルタントの尾崎(谷田歩さん)と会っていた。
尾崎は裏で国際バレー誘致のためにスポンサーを集め、その金を羽生官房長官へ流していたのではと進藤は疑う。
ドタキャンの理由は「羽生官房長官の裏金疑惑で元金庫番の秘書自殺」という入庫前の記事を羽生に見せると、知っているようだった。
その入庫前の記事を進藤がもみ消す代わりに、生放送で民自党の裏金問題には答えてもらう――と対談する約束をした。
その記事を担当していた週刊世潮記者の南(加治将樹さん)に言い、不倫疑惑の記事に差し替えろと提案する。
進藤はドタキャンをドタキャンすることに成功するが、その後、羽生はその場で倒れ、進藤が蘇生措置を行い尾崎が救急車を呼ぶ。
その後すぐに来た崎久保に進藤はカメラで流せと促し、進藤たちは緊急放送することに。
主治医のいない病院
過去に羽生が2回入院したことのある明慶大学附属病院へ向かった羽生を追うように、進藤たちも向かった。
ただ今回緊急搬送されたのは関東医科大学病院。早めに動き出したニュースゲートが独自取材することに。
なぜ主治医のいなかった明慶に行かなかったのか、進藤が疑問に思う。そこに尾崎が不審な視線を…
秘書に後で聞くと、渋滞があったのだと。
謎の35秒
最高視聴率は8.4%と好調スタート
皆が早く帰るなか、崎久保や本橋、進藤が居残っていた。
進藤は動画分析を行っており、羽生たちが明慶に向かっている途中、約35秒止まってから、その後、関東医科大へ向かったことがずっと疑問に思っていた。
そこで進藤は「報道に携わるものならば”毎日がエイプリルフール”だと思え」と恩師の教えを話した。
(ここで崎久保の幼少期の場面が少し出てくる。)
バラエティーあがり
バラエティーあがりの崎久保をバカにする進藤に、崎久保は食って掛かる。
イケメンシェフのバラエティー番組で、入院中の子供(拓海)が元気づけられて手術を受けることになったことが崎久保にとって励まされたと。
だが、進藤はそれならバラエティーに戻ればいいと提案する。
車載カメラ
本橋に進藤は頼んで、タクシーの車載カメラを探し、羽生の救急車の前にいたタクシーの車載カメラを見つけることができた。
秘書が前席にいる隊員たちに、「いいから関東医科大へ行け」という口の動きをしていたようだった。
羽生官房長官の転院の裏で…
崎久保は入院患者に紛れて潜入を試みたが、バレて上司に説教をくらう。
2日後、羽生官房長官は主治医のいる明慶に転院することに。
進藤は国定があのとき、”重体”だったのかと疑問に思う。
羽生官房長官の転院後、すぐにニュースゲート担当者宛てにメールが届き、「関東医科大学病院の”田辺医師”(TAKAHIROさん)についての情報提供」だった。
人工血管を使った違法手術を田辺医師が関東医科大学病院で行っており、田辺医師に注目が集まる前に羽生官房長官を転院させたと。
不審な動き
根津病院長が、ある患者を羽生官房長官のいた特別室に移すと不審な動きを見せた。
進藤は南が撮った写真を受け取ると、そこには亡くなった羽生官房長官の第二秘書と根津病院長が写っていた。
第二秘書はたびたび関東医科大に出入りしていたと南の取材も。
実験台
進藤と崎久保はこそこそとする田辺(TAKAHIRO)に取材をする。
田辺が違法な心臓手術を行っており、違法な人工血管を無断で使用し、患者を実験台にしたと問いただす。
今夜のニュースゲートで病院長が生放送に出るため、田辺医師一人に罪を擦り付けるだろうと脅した。
病院長との対談
関東医科大学病院の病院長――根津病院長と進藤が対談した。
田辺医師が違法な心臓手術について、直接生放送で問いただす。
同意書も見せられ、病院長は田辺が勝手にやったことだと罪をなすりつけた
しかし、進藤は田辺とのインタビュー動画を流し、寄付金で病院長は高級車を買っていたという汚職疑惑が
田辺と本橋が関東医科大へライブ配信をし、高級車の契約書が見つかったが、政治家との繋がりになる書類は見つからなかった。
配信中、警察が乗り込んできて、田辺は医師法違反の疑いで逮捕され、ライブ配信は終了する。
その後、根津も同様に逮捕。
拓海の死
イケメンシェフのおかげで手術をすることになった拓海が亡くなり、崎久保は落ち込んだ。
この拓海が亡くなったのは関東医科大だったことが気になり、母親に取材をすることに。
崎久保が調べると、その拓海が手術をした日(亡くなった日)は官房長官が手術をした日だった。
拓海の直接の死は術後、多くの出血があって、体が耐えられなかったと。
拓海はAB型のRH-という珍しいものだったが、手術前に何とか血液が集まっていたのだ。
羽生官房長官はAB型のRH-、そして、拓海という子供も同じく珍しい血液型だったが、本来、拓海に使う予定だった輸血を急遽羽生官房長官に使うことになって、拓海は亡くなってしまったようだった。
尾崎のリーク
情報は集まり、崎久保は報道を流そうと提案するが、進藤は1つ取材するところがあるといった。
相手はコンサル会社の社長――尾崎
相原拓海のためにAB型RH-の輸血パックを関東医科大に集められたことについてと、田辺医師についての情報をリークしたのが尾崎だったのだ。
崎久保がヘマした後に田辺医師の情報が流れたのは、関東医科大の長崎医師の部屋に不審者がいたことが尾崎の耳に入り、誰かがその輸血パックのことを調べているのだと尾崎は勘付いて先に動いたのだった。
その人工血管の違法手術を取り計らって違法献金していたのが羽生官房長官だったため、最近悪ふざけが過ぎていた関東医科大の根津病院長のトカゲの尻尾切りにも成功し、輸血パックの件ももみ消され、一石二鳥だった。
そのことを進藤は白日の下に晒すと脅すと、尾崎は進藤と2人にしてほしい――と、崎久保を部屋から退出させた。
エイプリルフール
羽生官房長官の息子で秘書――真一が輸血パックについて、ニュースゲートで進藤の取材を受けることに。
生放送ギリギリで進藤は登場。
ただ、拓海くんではなく、高齢女性としてVTRを差し替えられており、崎久保は「ウソばっかり」とつぶやく
真一はその真相を認めた。
進藤の不審な行動
なぜ差し替えられたのかというと、本橋は病院の外で、病室にいる羽生官房長官と進藤が何かやり取りをしている姿が見えていた。
それは賄賂を貰っているのではと、本橋や崎久保が疑う
真実とは
その時の主治医――長崎医師が海外へ旅立つ前、長崎医師が進藤に会った。
報道が過熱したって、拓海よりも官房長官の命を救ったのだと思われてしまうからだった。
ただ、真実を進藤に伝えたかったと。
進藤も、真実を伝えるだけでは拓海のお母さんが救われるわけではないと
賄賂
尾崎と進藤と2人になったとき、崎久保は盗聴器を忍ばせていた。
その場に羽生官房長官が隠れていたのだ
そこで取引を行い、息子の秘書をニュースゲートの取材に送る対価に”官房機密費という賄賂“を受け取った。
キャスター1話考察
恩師の言葉
進藤が崎久保に教えた「報道に携わるものならば”毎日がエイプリルフール”だと思え」の言葉は誰から教えてもらったのでしょうか?
進藤の父は新聞記者であったため、恩師が父親である可能性が高いです。
進藤の言葉
進藤が倒れた羽生官房長官を救命措置をする際、「この手で殺すまでは死なせはしない」と言いました。
その発言から、過去に羽生官房長官が何か問題を起こし、進藤に大きな影響があったことが分かります。
その内容は、1話序盤にあった父親の死と関係性がありそう、という声が多かったですが、真相はいかに…
進藤の企みとは?
進藤は歴史の古いニュースゲートというぬるい番組をぶっ壊すためにメインキャスターに抜擢されるも、羽生官房長官から官房機密費を貰い、真実をもみ消した。
真実を求め続ける進藤は結局のところ、お金目当てだったのか?
ベタなストーリーだと、羽生官房長官を内閣総理大臣まで挙げるまで情報をもみ消し、最終的に明るみに晒すという上げて落とすストーリーが濃厚。
進藤が民自党自体に何か不満を持っていたり、進藤の父親を死に追いやったことに関連するものだと思いますが、それ以上のことはまだ分かりません。
羽生官房長官からお金を貰ってない?
1話終盤、尾崎と進藤が2人に部屋で2人になった後、部屋に隠れていた羽生官房長官が現れる。
その後、進藤はお金を受け取るようなやり取りをしていました。
ただ、これが崎久保(永野芽郁さん)のICレコーダーによる盗聴のみの情報のため、証拠映像はありません。
SNSでは実際、進藤はお金を貰っていないのでは?という説も。
まとめ
・ニュースゲートのメインキャスター進藤は破天荒だが、行動力と判断力に優れている。
・進藤が羽生官房長官から賄賂を貰っており、その意図は不明
ドラマ「キャスター」はスピード感が凄く、前回の御上先生と同様、面白いという口コミが多かったです!
次回の第二話は4月20日放送となります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。