「アイランドキッチンやめとけ」と言われる理由とは？後悔と失敗から学ぶキッチン選び

私は家を建てるとき、「アイランドキッチン」を採用しようか迷うことがありました。

しかし、色々と調べた結果、私の家では「アイランドキッチン」を採用しませんでした。

一生に一度しかないかもしれない家づくり。失敗したくないですよね？

色んな方々のアイランドキッチンにして「後悔した！」「失敗した！」という言葉をよく聞きます。

ですが、デメリットだけでなくメリットもあり、

「導入してよかった！」

という方もいますので、自分はどうすべきか、こちらの記事を参考にしてください！

「アイランドキッチンやめとけ」と言われる理由は？（デメリット）

家づくりにこだわる方々で、アイランドキッチンを採用、検討する方はたくさんいます。

おしゃれで高級感のある印象があり、

なんて思ったこともありました。

でもなぜ、「アイランドキッチンやめとけ」という言葉も多いのか、それについてご説明します。

キッチンが丸見え

こちらは開放的すぎるがゆえのデメリットといえます。

カップボード上の物が散乱していたり、料理中の手元まで、すべて丸見えに。

立ち上がり（キッチン前面の壁）を付けることで、手元が隠すことが可能です。

なるべく、料理の苦手な方、掃除の苦手な方はアイランドキッチンを採用しないほうが良いのかもしれません。

日頃の掃除やお手入れが必須

一つ前の「キッチンが丸見え」と似ていますが、これは当然、どのキッチンも当てはまります。

アイランドキッチンであれば、どの方角からも丸見えな分、見ようとする気はないのに、キッチンが視界に入れば誰だって見てしまいます。

そのため、いつも清潔に保つ必要があります。時間がないと大変ですね…

臭いが気になる

こちらも、オープンタイプのキッチンであれば、どれも当てはまりますが、キッチンの種類の中で、一番アイランドキッチンが臭いが充満しやすいです！

臭いの強いものや煙の多く発生するものなど、部屋じゅうに充満するため、レンジフードや窓などの強力な換気対策は必須！

水はね、油はねの対策が必要（油はねガード）

アイランドキッチンであれば、フルフラット（立ち上がり、段差無し）キッチンをほとんどの方が採用されると思います。

シンクでの作業や調理時に、それぞれ水や油が飛散してしまいます。

油はね対策に上の画像のような、コンロ（IH）の奥にある常設タイプの透明の壁、「油はねガード」（オイルガード）というものがあります。

十センチぐらいのものから、レンジフードまでオイルガードが伸びているものまであります。
（基本的にキッチンのオプションです）

また、シリコン素材のものや、画像のような使い捨ても可能なオイルガードもあります。

部屋の広さが必要

上の画像の通り、ペニンシュラキッチン（一面が壁に面している）と違って、アイランドキッチンの両脇は必然的に通路になります。
※アイランド（島）、という言葉の通り、キッチンを壁から離さないと「アイランドキッチン」と呼ばないため。

そのため、部屋の広さは必要になります。

どうしてもアイランドキッチンが良い、という方はキッチン周りやリビングが狭くなってしまうリスクがある、ということも知っておきましょう！

ベビーゲートが付けられない

小さい子供がいる家庭では、包丁や油など、危険なものを使うことが多いキッチンには来てもらいたくないですよね。

そのため、ベビーゲートを付けることをオススメしますが、アイランドキッチンの両脇は通路のため、侵入を防ぐことは難しいです。
※ベビーゲートとは、子供の侵入を防ぐためのプラスチック等で作られた、小さめのゲートをいいます。

アイランドキッチンだけでなく、家事動線（家事楽動線、回遊動線）などの間取りの場合でも、キッチンの出入口が二か所以上あるキッチンにはベビーゲートが付けられません。
※家事動線とは、行き止まりがほぼ無い、家事を効率にするための間取りの一つをいいます。

コンセントの位置

アイランドキッチンの上で、小型のキッチン家電を使用する場合、コンセントはどうしますか？

アイランドキッチンの対面にカップボードがある場合は問題ないかもしれませんが、できれば調理台のほうにもコンセントは欲しいですね。

システムキッチンの種類によっては、備え付けのコンセントが付いてくることもありますので、自分の選んだキッチンにコンセントが付いてくるのか、確認しましょう！
（私が使用しているパナソニック製のラクシーナは二口付いています）

アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンのデメリットばかり紹介しましたが、もちろん、メリットもあります。

開放感がある

アイランドキッチンは周りに遮るものがほとんどないため、家で普通に料理をしているのとではきっと違います。

感覚としては、外で料理をしている感覚に近いかもしれませんね。

おしゃれで高級感がある

一番のメリットはこちらの方が大多数を占めるはず。

あまり家のことを詳しくない方でも、

アイランドキッチン＝高い

というイメージが強く、友人などに自慢ができます。

当然、ペニンシュラキッチンやクローズドキッチンよりも何割か高くなります。

相場はだいたい決まっていますが、各工務店やハウスメーカーによって異なるため、事前に調べる必要があります。

アイランドキッチンを上手に活用するには

対面にカップボードを設置する

「Ⅱ型キッチン」のように、キッチンの背中側（反対側）にカップボードを設置することをオススメします。
※カップボードとは食器棚のことで、最近はその上に家電や作業スペースとして活用するものが主流となっています。

収納や家電置き場を増やすことで、料理のストレスが軽減できます！

料理で出たゴミも、カップボード下に空間を作り、ゴミ箱を設置することも可能です。

キッチン前面をカウンターに

キッチン前の空間をカウンタータイプにすることで、家族とのコミュニケーションがより取りやすくなります。

ちょっとしたカウンターのお店みたいで良いですね！

おわりに

いかがでしたでしょうか？

正直なところ、アイランドキッチンのデメリットはたくさんありますが、

それらデメリットをクリアすることで、アイランドキッチンを採用すると、快適な生活が送れると思います。

快適な生活が送れるよう、お役に立てられたら幸いです。