2025年春ドラマ。阿部寛さん主演の日曜劇場「キャスター」第三話が4月27日21時より放送されました。
このぬるい番組をぶっ壊します
という、主演の阿部寛さんの言葉が特徴のドラマ。
第二話では、大谷翔平と水原一平をモデルにしたドラマの回でした。そして、今回の第三話ではSTAP細胞の小保方氏をモデルにしていることが予告で明らかになっていましたね。
この記事では、ドラマ「キャスター」の第三話のまとめ、ネタバレ、考察についてを書きました。
ぜひご覧ください!
ドラマ「キャスター」とは?
ドラマ「キャスター」は原作なしのオリジナル作品となっています。
出典元 : YouTube

主要キャスト
・進藤 壮一(しんどう そういち) : 阿部 寛さん
>ニュースゲートのメインキャスター
・崎久保 華(さきくぼ はな) : 永野 芽郁さん
>ニュースゲートの総合演出
・本橋 悠介(もとはし ゆうすけ) : 道枝駿佑さん
>アメリカ留学経験のあるアシスタントディレクター
・国定義雄(くにさだ よしお) : 高橋英樹さん
>民放テレビ局JBNの会長
あらすじ
帝都大学の研究員・篠宮楓(のん)が、新たな万能細胞であるiL細胞を発表した。ノーベル賞を受賞した組織学研究所・高坂教授(利重剛)のIda(アイディーエー)細胞を上回る画期的発見で、再生医療に一大革命を起こすと世界の注目を浴びる。
しかし、なぜか取材拒否を通す篠宮。SNSでは不正疑惑がささやかれ始める。
そんな中、彼女の研究をサポートしている栗林教授(井之脇海)が本橋(道枝駿佑)の大学時代の先輩だったことから、『ニュースゲート』の独占インタビューが決まる。
インタビュー当日、華(永野芽郁)と本橋は進藤(阿部寛)が余計なことを言い出さないかとハラハラしながら見守る。
さらに、進藤は別の人物にも独自取材していて、 2人のインタビューが放送されて大騒動に・・・。
引用元 : あらすじ|TBSテレビ 日曜劇場『キャスター』
キャスター3話ネタバレ
iL細胞
帝都大学の細胞組織研究所・篠宮楓(のんさん)研究員が、新たな万能細胞であるiL細胞(2日で成功率30%以上)を発表
「iL細胞を使えば、治せない病気がない未来が実現できると信じています」と篠宮は記者たちに対し、コメントを残す。
ノーベル賞を受賞した組織学研究所・高坂教授(利重剛さん)のIda細胞(3週間かけて成功率0.1%)上回る画期的発見で世界の注目を浴びる。
高坂教授は「研究費・税金返せ」「ノーベル賞を篠宮に渡せ」などと、SNSで大バッシングに遭う。
専門誌でさえ取材拒否を貫く篠宮たち細胞組織研究所。とてもガードが堅いようだった。
独占取材
篠宮と同じ研究チームのメンバー(栗林教授 : 井之脇海さん)が本橋(道枝駿佑さん)と”ボストンでのアパートの部屋が隣だった”という理由から、独占取材をすることができた。
ただ、質問事項はあらかじめリストに書いてある「事前質問形式」で行うことに。
進藤は勝手気ままに進めていくが、今回は形式にのっとって行うとのこと。
不正の疑い
iL細胞は青白く光る細胞。進藤と篠宮による取材は順調に終わった。
だが最近、「黒猫」というSNSのアカウントが、「iL細胞」の実験データに不正があると言っているのが気になっている…
進藤、崎久保、本橋たちは細胞組織研究所を取材・見学した。
進藤は机に貼ってある黄色い付箋が気になり、篠宮に聞くと、栗林教授が代わりに答えた。
ライバルラボ
Ida細胞の高坂教授にiL細胞についてのコメントがほしいと、進藤が伺った。
ノーベル賞受賞者の高坂教授はiL細胞ができてから批判の嵐で、進藤は黒猫の犯人が高坂教授ではないかと疑っているようだった。
iL細胞の特集
ニュースゲートでiL細胞の特集を組んだ。
高坂教授のコメント部分のはずだったが、黒猫が声と顔を隠しての取材動画だった。
進藤は黒猫の発言には論理的な根拠があったため、あの動画を流したという。
放送後、「Theori誌がiL細胞論文の取り下げ」という速報が流れる。
iL細胞は存在する
一夜明け、篠宮の研究室でデータの改ざんが行われていると疑われ、研究室には問い合わせの電話が殺到
篠宮は「iL細胞は存在するんです」と一連の報道について否定する
iL細胞実証研究による3億円の研究費の行方についても問われ、研究費がすべて水の泡になるかもという瀬戸際に。
栗林教授は不正(データの改ざん)を公に明かすというが、小野寺教授は研究結果を少し誇張しただけといい、止めさせた。
そんななか、精神的に追い詰められた栗林は飛び降り自殺を図った。
改ざんを認める
本橋は病院から出てきた小野寺教授に、栗林から託されたデータを見せ、改ざんが行われたのかと聞くと、小野寺教授は改ざんを認めた。
ニュースゲートのメンバーのなかでは、付箋(仮置き)のデータになるよう、データの改ざんを行っていたのではと疑う。
さらに栗林教授が自ら行ったのではなく、上司の小野寺の指示でやったのではと進藤は疑問に思う。
進藤の煽りで本橋は研究室へ…
潜入捜査
本橋は研究室へ潜入すると、小野寺の部屋の前まで着いたが、鍵がかかっていた。
上の窓を除くと、小野寺教授は手書きのメモをシュレッダーにかける姿が。
小野寺教授が出ていくのを見て、思わず空いていた研究室へ逃げるが、そこへ篠宮が。
栗林教授の不正を暴きたいからここへ来たんだと篠宮に問いかけるが、”不法侵入者”だと小野寺教授に報告される。
本橋は今回の件でアシスタントディレクターを降ろされることに。
証拠は篠宮が…
小野寺教授が栗林教授が隠したメモの証拠隠滅のために栗林教授の病院を訪れると、先に進藤が待っていた。
栗林教授に不正の指示を行ったのは小野寺教授で、精神的に追い詰めた張本人だった。
ただ、隠したメモは栗林教授ではなく篠宮が持っており、見舞いにきた篠宮に進藤から「今ならまだ間に合う」と説得される。
内部告発
別の日、本橋が篠宮を連れてJBNまでやってきた。
内容は篠宮の「小野寺教授が栗林教授へデータ改ざんの指示をした」ということを内部告発したいという。
ただ、内部告発すると研究はすべてストップするリスクがあるが、現時点でも篠宮はiL細胞があると一貫して気持ちを揺るがずにいる。
黒猫の正体と検証実験
Theoryに告発文を送ったのも、黒猫の正体も高坂教授だったことが明かされ、以前、進藤が高坂教授の研究室へやってきたときにiL細胞の検証実験を行っていた。
実は、高坂教授と篠宮がタッグを組んでiL細胞の検証実験を行っていたのだった。
1週間では結果が出ず、世界7か国で実験していたが、まだ結果はでていない。
その後、高坂教授の組織学研究所で、iL細胞の再現に成功した。
そして、本橋のクビの取り下げも。
裏切り
高坂教授の会見で、iL細胞の特許をアメリカの製薬会社に売却するという。
そのお金は100億円という額。
それは小野寺教授も篠宮も知らず、高坂教授独自で行った。
キャスター3話考察・感想
STAP細胞
今回はSTAP細胞と小保方氏についての出来事をドラマ化したものでした。
STAP細胞の再検証や小保方氏の名言、理研の笹井氏が自殺したことなど、わりと忠実にドラマ化されていました。
STAP細胞はES細胞で、STAP細胞が再現できなかったこと、笹井氏の意識は戻らず亡くなったことなど、ネガティブな部分はポジティブなほうへ変更されていました。
あと、割烹着もありませんでしたね。
清掃員は敵?味方?
清掃員の鍋田(ヒコロヒーさん)が国定(高橋英樹さん)の電話するなかで部屋に入り、机を探る不審な動きをしていました。
現時点で進藤との関連は明かされていないが、進藤と兄弟か、元妻の妹などでしょうか?
進藤が何かしらの団体に所属していて、そのグループの一味の一人という考えも。
密告者がいる?
国定(高橋英樹さん)に、進藤が猫好きという情報が流されていました。
ということは、ニュースゲートのメンバーに国定と強いパイプのある人間――進藤の行動を逐一報告している人間がいるのでしょう。
色々な線から、密告者は進藤を恨んでいそうな崎久保のように思われますが…
まとめ
・一部ポジティブに内容を変更されていたが、ドラマ化がよくできた内容だった。
・鍋田(ヒコロヒーさん)の正体がただの清掃員でないことが今回でわかった。
・現時点で確定ではないが、国定と繋がっているニュースゲートのメンバーがいるようだ。
STAP細胞におけるドラマ化の再現は上手く行っていたと思います。
データ改ざんによる部下の精神的なダメージ。身内のバッシングに耐えられなくなり、あの笹井氏も自ら命を絶ったのだと思わされるドラマでした。
次回の第四話は5月4日放送となります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
